OpenSUSE Leap 42: OpenSUSE Leap 42をインストールする

OpenSUSE Leap 42をインストールする手順とOpenSUSE 13.2からOpenSUSE Leap 42.2へアップグレードする手順を記載します。

1 新規インストール

openSUSE-Leap-42.2-DVD-x86_64.isoをダウンロードします。

DVDを起動するとGRUBのメニューが表示されます。"Installation"を選択します。

0001_GRUB.png

インストール言語とキーボードを設定し、ライセンスに同意します。

0002_LanguageKeyboardLicense.png

リポジトリの設定をします。ソースコードやデバッグシンボルはデフォルトではインストール候補にならないので、この記事ではインストールされるようにリポジトリを追加します。

0003_InstallationOptions.png

パーティションの設定をします。"Edit Proposal Settings"を利用することで、btrfsやLVMを選ぶだけでパーティションが自動生成されます。デフォルトではbrtfsが利用されるようになっています。この記事ではLVMを利用します。

0004_SuggestedPartitioning.png

タイムゾーンを設定します。お使いの地域を地図でクリックします。

0005_ClockAndTimeZone.png

リポジトリを追加するようにしたので、ここで追加するリポジトリを選択します。

0006_ListOfOnlineRepositories.png

Mainリポジトリのパッケージのライセンスに同意します。

0007_MainRepositoryLicense.png

デスクトップ環境を選択します。

0008_DesktopSelection.png

ユーザを追加します。

0009_LocalUser.png

各種項目の設定をします。項目をクリックします。この記事ではSSHサービスを有効にして、SSHのポートを開放します。

0010_InstallationSettings.png

SSHサービスを有効にしてSSHポートを開放しました。

0011_EnableSSH.png

インストールされるパッケージのライセンスに同意します。

0012_AdobeICCProfilesLicense.png

インストールを開始します。

0013_ConfirmInstallation.png

インストールが成功すると自動的に再起動し、OpenSUSEへログインします。

0014_InstallationCompleted.png

2 OpenSUSE 13からOpenSUSE Leap 42へアップグレードする

あらかじめOpenSUSE 13.2を最新にして、systemdのターゲットをmulti-user.targetに変更します。

> sudo zypper update
> sudo systemctl set-default multi-user
> sudo reboot

次のスクリプトは以下を実行します。

  • リポジトリを13.2からLeap 42.2に変更してzypper dupでアップグレードを実行します。
  • systemdのターゲットをgraphical.targetに戻します。
  • ネットワークインターフェース名をeth0に変更します。OpenSUSE 13ではネットワークインターフェースの名前がデバイス固有の名前であったのが(私の環境ではens3)、OpenSUSE Leap 42ではeth0に戻ったようです。
  • すべてが成功したら再起動します。
#!/bin/sh

set -e

sudo cp -a /etc/zypp/repos.d /etc/zypp/repos.d.13.2

for repo in /etc/zypp/repos.d/*; do
  sudo \
    sed \
    -e 's;^baseurl=\(.*\)13\.2-non-oss\(.*\);baseurl=\1leap/42.2/non-oss\2;g' \
    -e 's;^baseurl=\(.*\)13\.2\(.*\);baseurl=\1leap/42.2\2;g' \
    -e 's;^baseurl=\(.*\)leap/42.2/$;baseurl=\1leap/42.2/non-oss;g' \
    -e 's;13\.2;leap-42.2;g' \
    -i "${repo}"
done

for repo in /etc/zypp/repos.d/*13.2*; do
  dest=$(echo "${repo}" | sed -e 's;13\.2;leap-42.2;g')
  sudo mv "${repo}" "${dest}"
done

for repo in /etc/zypp/repos.d/*; do
  grep '^baseurl=cd:///' "${repo}" > /dev/null &&
    sudo sed -e 's/enabled=1/enabled=0/g' -i "${repo}"
done

sudo zypper --gpg-auto-import-keys ref
sudo zypper -n dup --auto-agree-with-licenses

sudo systemctl set-default graphical

# This is my environment.
sudo mv /etc/sysconfig/network/ifcfg-ens3 \
     /etc/sysconfig/network/ifcfg-eth0

sudo reboot

再起動後、OpenSUSE Leap 42.2となっています。

> lsb_release -a
LSB Version:    n/a
Distributor ID: openSUSE project
Description:    openSUSE Leap 42.2
Release:        42.2
Codename:       n/a