CentOS 7: conspyでリモートサーバのコンソールを操作する

conspyとはSSH経由でtty1コンソール画面を表示して操作できるようにするツールです。モニタは接続しているがキーボードを接続していないサーバマシンがある場合に有用です。リモート経由で接続できるのでサーバの画面にtopやglancesを表示させることができます。

1 conspyのインストール

リモートサーバ側でconspyをインストールします。

$ sudo yum install -y epel-release
$ sudo yum install -y conspy

1.1 conspyをビルドしてインストールする

モニタの解像度が大きいと以下のエラーが出てconspyが動作しません。

conspy: screen too large. I only handle up to 200x80.

これはconspy 1.14では解消されているので、conspyのサイトからconspy 1.14のsrc.rpmをダウンロードし、ビルドしてインストールします。

$ sudo yum install -y rpmdevtools
$ C=https://sourceforge.net/projects/conspy/files/conspy-1.14-1
$ wget ${C}/conspy-1.14-1ras.src.rpm
$ sudo yum-builddep -y conspy-1.14-1ras.src.rpm
$ rpmbuild --rebuild conspy-1.14-1ras.src.rpm
$ sudo yum localinstall -y rpmbuild/RPMS/x86_64/conspy-1.14-1ras.x86_64.rpm

2 conspyの使い方

sudo conspyを実行します。

$ sudo conspy

下側の黄色字はSSH経由でsudo conspyを実行したターミナルで、上側の白色字は右側はvirt-viewerで接続したコンソール画面です。

0001_conspy.png

conspyの画面から元の画面に戻るにはEscを3回連続で押します。