Fedora 25: plymouth-quit-waitが遅い問題

plymouth-quit-waitが遅い問題の回避策について記述します。

1 plymouth-quit-waitが遅い

以下のようにplymouth-quit-waitの完了が遅いです。だいぶ後に起動するサービスなので、SSHやログインプロンプトに影響を与えるものではないのですが、systemdの完了を遅くしています。

$ systemd-analyze
Startup finished in 614ms (kernel) + 1.361s (initrd) + 29.098s (userspace) = 31.074s
$ systemd-analyze blame
         22.161s plymouth-quit-wait.service
          5.414s firewalld.service
          2.244s libvirtd.service
          1.058s systemd-udev-settle.service

2 回避策:plymouthをアンインストールする

plymouthは起動の進捗状況をプログレスバー等で表示するパッケージです。これ自体はなくても問題ないので、plymouthを削除してしまえばplymouth-quit-waitは実行されなくなります。

$ sudo dnf remove -y plymouth

再起動後、systemd-analyzeの結果が改善されます。

$ sudo reboot
$ systemd-analyze
Startup finished in 615ms (kernel) + 1.077s (initrd) + 2.401s (userspace) = 4.095s