Debian 8: 電源ボタン押下でシャットダウンする

電源ボタン押下でマシンをシャットダウンする方法について記載します。ここで言う電源ボタン押下とは、電源ボタン長押しによるハードウェア電源断ではなく、ソフトウェアに通知が届くリセットのことです。

1 電源ボタン押下のデフォルトはサスペンド

デフォルトでは/etc/acpi/events/powerbtn-acpi-support経由でサスペンドするようになっています。これはラップトップ向けの設定で、ラップトップを閉じた際にサスペンドが呼ばれるようになっています。

2 /etc/acpi/events/powerbtnの追加

/etc/acpi/events/powerbtnが存在すると、/etc/acpi/events/powerbtn-acpi-supportではなく、こちらが実行されます。

/etc/acpi/events/powerbtnでpoweroffコマンドを実行します。追加後に一度再起動します。

$ sudo su -c 'cat <<EOF > /etc/acpi/events/powerbtn
event=button[ /]power
action=/sbin/poweroff
EOF
'
$ sudo reboot

なおラップトップを閉じた際にサスペンドやシャットダウンをしたくない場合は(閉じたままでSSH経由で使いたい場合等)、上記のpoweroffコマンドをtrueコマンドに置き換えると良いでしょう。